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エッセイ

平日に思うこと

自由業なので平日に自宅で仕事をすることも多い。

息子が学校に行き、妻が出勤した後の部屋で、マイペースで仕事を進める(締め切りがせまるとマイペースではいられなくなるが)。

今日もそんな平日、自宅ワークの日だ。

ところで、平日の「平」って何のことだろう?

いままで一度も疑問を抱いたことはなかったが、今日はなぜか気になった。

「平日」以外の日のことは「休日」「祝日」「祭日」などと呼ぶので、それらとの対比で考えると、平日とは休まない日(働く日)、特に祝い事や祭典が催されない日、一言でまとめると「平凡な、ありふれた、普通の日」ということなのだろう。

そうか、平日の平は平凡の平だったか。

今朝も息子は「いってきます」と家を出た。

妻は「じゃあ、あとよろしくね」と出勤した。

息子は学校でお勉強。

妻は会社でお仕事。

私も自宅で仕事。

あと2時間もすると、息子が「ただいま。何か食べるものある?」と駆け込んでくるだろう。

しばらくすると、「お待たせ。さあ、ご飯作ろうね」という妻の声が、玄関から聞こえてくるはずだ。

取り立てて言うべきこともない、きのうと同じような今日。

それがつづくことの幸せ。

平日の平は平凡の平。

平日の平は平穏無事の平。

平日の平は平和の平。

このかけがえのない「平日」が、いつまでもいつまでも続きますように。

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