今日はマンションの目の前にある公園で、息子シオンが通う小学校のマラソン大会が開かれた。
シオンが出場するのは、一年三組と四組が一緒に走る一年生第2組。若干欠席者や見学者が出たようで、本日600メートルのマラソン(!?)に挑んだのは49人だった。
スタート直前のシオンの様子はふだんと変わらないように見えたが、本当のところはどうなのだろうと少し気になった。
というのも、昨日の連絡帳で先生や親に向けて次のように書いていたからだ。
明日のマラソン大会がんばります。きのうは、三十四番だったけど本番では、一番になれるようにがんばります。「おしまい。」
本人としては一昨日の練習レースの結果に納得がいかなかったのだろう。
だが、それにしても一番という目標は飛躍しすぎではないか。そんなに無理しなくていいんだよ。
担任の先生も同じように思ってくれたようで、シオンの決意表明の後に赤ペンで次のようなメッセージを書いてくれていた。
力いっぱい さいごまで はしりきれれば それでじゅうぶんりっぱです。がんばって!
で、結果はどうだったかというと、49人中38番で練習のときよりも更に順位を落としてしまった。
しかし、走っている最中は終始ニコニコの笑顔で、ゴール後も「38」と書かれたカードを得意げにこちらに示すなど、苦手なマラソンを大いに楽しんでいたようだった。
おそらく、先生の赤ペンのおかげで、最後まで頑張ればそれでいいのだという心境になれたのだろう。
シオンにとってたいへんに意味のあるマラソン大会となったに違いない。