プロフィール

土大根(つちおおね)のプロフィール

本名:大川修二
家族:妻、息子・賜恩(シオン)
生年:1961年(昭和36年)
出身:福岡県福岡市
職業:翻訳家(現在は休業状態)/人材開発トレーナー

土大根の訳書・著書はこちら

私が好むもの

そこはかとない可笑しみ。
ほんわかとした温もり。
知ってても知らなくても実生活には何の影響もない「へぇ、そうなんだ」。

ネット世界を渉猟する同好の士の慰みになればと思い、気の向くままに書いた雑文を発表していくことにしました。

気に入っていただけたら、時々覗いてみてください。

筆名、土大根の由来

土大根(つちおおね)とは大根のことですが、私の筆名の由来となったのは、『徒然草』第六十八段に登場する土大根です。

『徒然草』第六十八段は大体こんな話です――

九州に「大根は万病に効く」と信じて、毎朝二本ずつ焼いて食べる押領使がいた。
ある日、館に一人でいるところを敵に襲われたのだが、兵が二人現れてみな追い返してしまった。
ふだん見かけない兵だったので、「いったいどういうお方ですか」と尋ねたところ、「あなたが長年信じて毎朝毎朝お食べになった大根どもです」と答えて姿を消した。
深く信仰を寄せていたので、こうした功徳もあったのだろう。

「年来(としごろ)たのみて、朝な朝な召しつる土大根らにさふらふ」

そう告げて颯爽と去っていく大根たち……

高校生のときに初めて読んで「そこはかとない可笑しみ」と「ほんわかとした温もり」を感じて以来、土大根は私の心のマスコットともいうべき存在なのです。