ステッカーの文言からホテルの姿勢が透けて見える話

以前の投稿でホテルのトイレの貼り紙(掲示)をネタにしたが、今回はホテルのバスタブの掲示について。

下の2枚の写真は、A、B、二つのホテルのバスタブ内に貼られたステッカー。おわかりと思うが、お湯をためる目安を波線で示したものだ。



A


 

B


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今が一番かわいいとき

先日、取引先の部長とタクシーに相乗りする機会があった。話題が子どものこととなり、息子の年齢を聞かれた。

「小学校の二年生です」と答えると、部長が間髪を入れずに言った。

「二年生ですか。今が一番かわいいときですね」

息子が生まれて七年半のあいだに、この「今が一番かわいいとき」という言い方を何度かされた。ただ、これまでは必ずその場に息子がおり、目の前で遊んだりおしゃべりしたりする息子の姿を見ながら、「いやあ、今が」となるのが常だった。

ところが今回は違う。 “今が一番かわいいとき” の続きを読む

まるで追悼番組 女子レスリング吉田沙保里選手オリンピック4連覇ならず

2016年8月18日(日本時間19日)、リオデジャネイロオリンピック、女子レスリング53キロ級に出場した吉田沙保里選手が2位となり銀メダルを獲得した。

客観的に書けばこれだけのことなのに、ニュースにしろ、バラエティ番組にしろ、オリンピック特番にしろ、どうしてあそこまでお涙頂戴物語風の仕立てで報じなければならないのだろうか。 “まるで追悼番組 女子レスリング吉田沙保里選手オリンピック4連覇ならず” の続きを読む

天皇陛下のお気持ちを聞いて

去る8月8日、天皇陛下が、象徴としてのお勤めについてのご自身の気持ちを表明された。

映像を見ながらまず感じたことは、「もう今の仕事を続けるのは辛いので、そろそろ辞めたいと思う」ということを、家族や親しい人々ならともかく、日本国民すべてに向けて告げなければならない立場、しかも告げたからといって法律上の問題等もあり、すぐには辞められない立場の、われわれ凡人には計り知れない「重み」である。 “天皇陛下のお気持ちを聞いて” の続きを読む

平日に思うこと

自由業なので平日に自宅で仕事をすることも多い。

息子が学校に行き、妻が出勤した後の部屋で、マイペースで仕事を進める(締め切りがせまるとマイペースではいられなくなるが)。

今日もそんな平日、自宅ワークの日だ。

ところで、平日の「平」って何のことだろう?

いままで一度も疑問を抱いたことはなかったが、今日はなぜか気になった。 “平日に思うこと” の続きを読む

判明:1回に使うトイレットペーパーの長さは何メートル?

前回前々回に引き続き、某ビジネスホテルのトイレに掲げてあった注意書きからのネタ、第三弾。

前2回は日本語と英語の表現の違いについて書いたが、今回は「抽象的表現VS具体的表現」について。

まずは今回も例の注意書きから。


1度に流すトイレットペーパーの量は5mまでを目安として下さい。 環境に配慮した省資源型の便器です。

Please do not use too much toilet paper. This may back up the toilet and cause it to overflow. Do not use more than 5m of toilet paper at a time.

初回にも書いたとおり、これを目にしたときに最初にドキッとしたのは、自分がいまどれくらいのトイレットパーパーを使ったかが、まったくわからなかったからだ。 “判明:1回に使うトイレットペーパーの長さは何メートル?” の続きを読む

謎解き・トイレの注意書き 省資源型便器の「資源」とは?

先日投稿した雑文で、某ビジネスホテルに掲示してあったトイレの注意書きを素材に、日本語と英語の表現の違いを話題にしたが、今回はその続き。

まずは、前回話題にした注意書きを日英両語で再度挙げておこう。


1度に流すトイレットペーパーの量は5mまでを目安として下さい。 環境に配慮した省資源型の便器です。

Please do not use too much toilet paper. This may back up the toilet and cause it to overflow. Do not use more than 5m of toilet paper at a time.

この注意書きの中で、トイレを使った日以来ずっと気になっていた箇所がある。

それは「省資源型の便器」だ。 “謎解き・トイレの注意書き 省資源型便器の「資源」とは?” の続きを読む

トイレの注意書き トイレットペーパー使用量を巡る日英表現の違い

1度に流すトイレットペーパーの量は5mまでを目安として下さい。

用を足し、トイレットペーパーをカラカラと引き出していると、こんな注意書きが目に入ってきた。

トイレットペーパーを持つ手が思わず止まる。

いま、いったい何メートル引き出したのだろうか。

まったく見当がつかない。 “トイレの注意書き トイレットペーパー使用量を巡る日英表現の違い” の続きを読む

作品A「組市松紋」——受け入れますか、拒みますか

先日、仕事である会社を訪問したところ、先方の課長さんが「この時期は新入社員の受け入れで、ホントてんてこ舞いですわ」とこぼしていた。

話のテーマは新入社員ではなかったのだが、社外の人間に、ついそんな風に訴えたくなるほど苦労されているのだろう。

「いやぁ、それは大変ですね。どこの会社さんでも新入社員、特に新社会人の受け入れは一苦労ですよね」

そんな風に受け答えをしながら、「受け入れる」という言葉について、こんなことを考えた。

自分が受け入れるという言葉を使うのは、大概、受け入れがたいものを受け入れるときだな、と。 “作品A「組市松紋」——受け入れますか、拒みますか” の続きを読む

シオンの悔し涙

今日はシオンと妻が通う古武道教室の錬成大会。

日ごろの精進の成果を披露する大会で、シオンは「型」と「板の試し割り」の2種目に出場した。

日曜日だというのに、生憎、私は仕事で見にいくことができず、出先から「頑張れ」と声援を送ることしかできなかった。

シオンが出場する板の試し割りというのは、大人が跪いて固定した木の板を足刀で割るというもの。

前日、自宅で練習したときには上手に何枚も割っていたので、本人も自信満々で臨んだ本番だったのだが……。 “シオンの悔し涙” の続きを読む