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日記

通勤中も油断大敵

今朝、テレビを見ていたら、ニュースなどでお馴染みの、東京駅丸の内口前交差点の様子が写し出されていた。横断歩道の手前に佇む大勢の通勤者が、歩行者用信号が青になると同時にどっと渡り始めるという、例の映像だ。

この種の映像を見るたびに思うのだが、テレビ局は映っている人全員から許可を得た上で放映しているのだろうか。おそらく、そんな手間のかかることはやっていないだろう。

では、本人の許可なく放映しても構わないのだろうか?

専門家でないので詳しいことはわからないが、どの局でもやっているということは、構わないとされているのだろう、きっと。

通勤途中の姿を無断で放映されることで何らかの実害を被る人は、そうはいないだろうから、まあ、それほど騒ぎ立てるような話でもあるまい——と、普段なら思うのだが、今朝の映像は、さすがにちょっと行き過ぎじゃないかと思った。

「多くの企業が仕事始めの昨日、丸の内では眠たそうなサラリーマンが大勢いた」といったナレーションとともに映し出されたのは、信号待ちをしながら、あるいは歩きながら、すさまじいばかりの大あくびをする人々をアップでとらえた映像だったからだ。

とりわけ、典型的丸の内OLが、口の中まで丸見えのあくびをしている姿は、見ているこちらの方が恥ずかしくなるほどで、こんな姿を本人に無断で公にしてしまって本当に問題はないのかと、改めて疑問に思った次第。

もっとも、テレビに映ろうが映るまいが、人前で何はばかることなく、あそこまで大口を開けてあくびをする方もする方だ。あくび自体は、誰でもする生理現象ではあるが、あれでは品位を疑われても仕方あるまい。

人前で口元も隠さず大きなあくびをすることや、その姿を自分に無断でテレビ局が放映することを、当の本人がどう思うのかは知らない。が、少なくとも自分には、どちらも褒められた行為とは思えない。

ということで、これから道を歩くときは、どこにテレビカメラがあるかわからないので、あくびは手で隠しながらやることにしよう。

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