昨日10月11日、小二の息子と「ウルトラマンパネル展 in 杉並」に行ってきました。
場所は杉並区役所2階にある区民ギャラリー。主催は杉並区役所文化・交流課。
「なぜ杉並区が主催?」と不思議に思う方もいるでしょうが、そこにはそれなりの理由がありました。
実はウルトラマン第1話の1週間前、すなわち1966年7月10日に放送された「ウルトラマン前夜祭・ウルトラマン誕生」の収録場所が、杉並公会堂だったのです(収録日は前日の7月9日)。
以下は、今回のパネル展に掲げられていた「ごあいさつ」からの引用です。
このような縁をきっかけに、杉並区と円谷プロダクションは、杉並公会堂が「シリーズ初放送作品『ウルトラマン誕生』の舞台となった地」であることを広く杉並区内外に発信し、後世にそのゆかりを伝えていくため、杉並公会堂に記念プレートを設置すると共に、本展を実施する運びとなりました。
そんなパネル展の中身ですが、いい意味で予想通り。
区役所などの公共の施設の一角で行われる展示というと、例えば「区立小学校の生徒が描いた交通安全ポスター展」みたいなものが頭に浮かびますが(私の頭だけかもしれませんが)、今回もおそらくそれと同じような体裁だろうと思って足を運びました。
そうしたところ、まあ、そのものずばりという感じで、「ウルトラマン」第1話から1話ずつ、下の写真のようなパネルが壁にずらりと並べてありました。

その他、「ウルトラマン」の前に放送された「ウルトラQ」から現在に至るまでの、いわゆる「ウルトラシリーズ」を時系列でまとめたパネル(写真がふんだんに使われた年表のようなイメージ)もありましたが、今回のメインはとにかくウルトラマン。

「ウルトラマンパネル展」と銘打ってあるので、ウルトラQやウルトラセブンを詳しく扱ったパネルを期待してくる大人はおそらくいないとは思いますが、もしかすると子どもたちは「ウルトラマン」と聞いて、ウルトラマンギンガやウルトラマンオーブのつもりで足を運んでしまうかもしれません。
でも、たとえ間違ってきたとしても入場料はただ。展示スペースの入り口にはオーブの人形も飾ってありましたので、記念撮影していくのもいいでしょう。
なお、パネル以外の展示品としては、「第1話」からの一場面をモチーフとしたジオラマや、ベータカプセルやスパイダーショットなどの武器類、科学特捜隊のユニフォーム、台本などがガラスケースに収められていました。こちらもあくまでウルトラマン、科特隊がメインなので、ウルトラアイやアイスラッガーはありません。
初回放送時幼稚園に通っていた私(5歳になる年でした)にとって、ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブン、(ついでながらキャプテンウルトラ)は本当に夢中になって見た、人生の中で最も思い出深い作品といっても言いすぎではありません。
「夢中になって見た」と書きましたが、当時は一般家庭にビデオなどなく、一回放送されるとそれっきり。もちろんネットもないので、テレビ以外の情報源といえば雑誌で、私の場合は『たのしい幼稚園』でした。
そんな環境でありながら、幼稚園ではみんながウルトラマンに出てきた怪獣のことをよく知っていて、お絵かきをしたり、園庭でウルトラマンごっこに興じたりしていたものです。
今回は私に付きあってくれた形の息子も、思った以上に楽しそうにパネルを眺めていましたので、現役の(?)お子さんも楽しめると思います。
ウルトラマンパネル展 in 杉並
2016年10月11日~10月21日
杉並区役所2階区民ギャラリー
東京都杉並区阿佐谷南1丁目15−1
入場無料
なお、10月15日10時から杉並公会堂で記念プレート完成式典が行われる予定です。
同じく15日には、2会場に分かれてウルトラマン握手会もあります。
10時30分~11時が杉並公会堂
14時~14時30分が杉並区役所2階区民ギャラリー
握手会はいずれも30分前から整理券を配布するそうですので、興味のある方はぜひ足を運んでみて下さい。
杉並公会堂
東京都杉並区上荻1−23−15