2015年5月6日に放送された「ソレダメ!〜あなたの常識は非常識!?〜」(テレビ東京)において、歯磨きの誤った常識がいくつか紹介されていました。
わが家の息子、シオンが乳歯から永久歯に生え変わりつつあるタイミングということもあり、しっかりメモしておきましたので、シェアしたいと思います。
私が小学生の頃に学校や親から習った常識がことごとく覆され、ちょっとショックでした!
歯磨き前に歯ブラシ濡らすのは駄目!
えっ、それじゃ泡立たないじゃないかと思ったのですが、そんなことはないそうです。
歯磨き粉の中には、ちゃんと発泡剤というものが含まれていて、歯ブラシを水で濡らさなくても十分に泡が立つようにできているとのこと。
「でも、濡らしても濡らさなくても泡が立つんだったら、濡らしたって悪いとまでは言えないのでは?」と思っていると、さにあらず。
発泡剤は泡によって歯磨き粉を口全体に拡散させ、歯垢や汚れを落とす手伝いをするために含まれているのですが、歯ブラシを水で濡らしてしまうと泡が早く立ちすぎてしまい、本当はまだきちんと磨けていないのに、磨いた気になってしまう危険性があるとのことでした。
ということは、いつもの癖で濡らしてしまっても、しっかりと時間をかけて磨けば大丈夫ということかもしれませんね。
歯磨き粉をたっぷり付けるのは駄目!
歯磨き粉の中には、発泡剤だけでなく研磨剤も含まれています。
歯磨き粉をつけすぎると、必要以上の研磨剤によって歯の表面が削られてしまう場合があるとのこと。
こうなると、歯磨きではなく、歯削りですね。
細かい神経が露出してしまい、知覚過敏になることもあるそうです。ううっ、痛そう。
では適量は?
なんと歯磨き粉の量は小豆大で十分とのこと。
私の人生削りっぱなしでした……。
歯磨きの後にしっかりと口をゆすぐのは駄目!
もう、この頃には何を言われても驚かなくなっていましたが、濡らした歯ブラシに歯磨き粉をたっぷりとつけ、終わった後には執拗に口をゆすいでいたこれまでの自分があまりにも哀れで、涙がこぼれそうでした。
だって、そうしろと教えられてきたんですから……。
話をゆすぎ方に戻しましょう。
しっかりと口をゆすいではならないという理由は、歯磨き粉の中に含まれるフッ素を洗い流してしまうからです。
息子のシオンも定期的にフッ素を塗ってもらっていますが、このフッ素、虫歯の原因となる酸を押さえ、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促してくれるんです。
何度もゆすぐと、そんなありがたいフッ素がサヨナラしてしまうとのことでした。
ちなみに正しいゆすぎ方ですが、解説してくれた歯医者さん曰く――
「フッ素を洗い流さないという意味では、口をゆすがない方がいい」とのこと。
さすがにそれはご勘弁という場合は、おちょこ半分以下の10㏄程度の水で十分だそうです。
また、どうしてもしっかりゆすぎたいというときは、2度磨きがおすすめ。その方法は――
①一度目は歯ブラシに何も付けずに歯を磨く。食べかすをとったら、しっかり口をゆすいで洗い流す。
②2度目は適量(小豆大)の歯磨き粉をつけ、歯にフッ素を塗るぐらいの軽い気持
ちで歯磨き。
③終わったら約10㏄の水で口をゆすぐ。
これでフッ素の効果を残しつつ、口の中もすっきりさせられるそうです。
いかがでしたでしょうか。
この日以来、私はずっと上の方法を実践しています。年齢のせいでかなりガタが来ていますが、少しでも長く自分の歯を残したいですからね。
皆さんの参考になれば幸いです。