いい汗かこう 〜日曜日は親子揃って古武道の稽古

8月から親子三人で古武道の稽古に通っている。

うちの息子は少々わがままに育っている。理由は簡単で、親が甘やかしてきたからだ。

息子も私も干支は丑で、四周り違い。つまり、息子は私が48歳になる年に生まれた。

私にとっても妻(出産時39歳11カ月)にとっても初めての子どもで、しかも下手をするとおじいちゃんと孫といってもいいような年齢差なので、ついつい甘やかしてしまう。

甘やかしながらも、これでは駄目だ、いまはよくても将来のことを考えたら、もう少し厳しく育てなければと思うことは思うのだが、なかなか行動に移せない。

いまのところ、日常生活や子供園での生活において特別の問題が生じているわけではない。園では、ときどき喧嘩をしながらもお友達とは仲良くやっているようだし、先生方のご指導のおかげで社会性もどんどん身につけてきている。

が、少々心配な点がなくもない。それは何かというと「礼儀」をわきまえていないことである。

まだ5歳だから礼儀を知らなくて当然、と息子をかばってくれる人もいるが(例:じいじ)、礼儀というものがわかっていないというよりも、「ここはごめんなさいと言うべきだ」とか「ここは、ありがとうとお礼をいうところだ」と本人も十分承知していながら、わざと行動に移さないような節があり、親としてはそのことが心配になってしまうのだ。

来年から小学校に上がるし、そういう点は少しきちんとした方がいいだろうと夫婦で相談した結果、近所で毎週日曜日に開かれている古武道教室を覗いてみることにした。それが7月の末のことである。

その日は「親子無料見学会」だったので、私も体を動かせる服装で参加したのだが、今後通常の稽古に参加するようになれば、自分は単なる付き添いとして稽古場の片隅で息子を見守ることになるのだろうと思っていた。

ところが、指導して下さる先生方に「子どもだけ参加させるのではなく、親子で共に稽古して下さい。それがここの基本方針です。親自らが武道の精神を学び、共に稽古に励むことが、お子さんに対する何よりの教育になります」と諭され、しかも仰っている内容があまりにも真っ当なので、「わかりました」と即答し、翌月から親子三人で稽古に臨むことになったという次第である。

始めて2カ月ほどが経ち、「毎週日曜日は古武道の稽古」という新しい習慣が、ようやく体に染みこみ始めたところである。息子の行動に大きな変化は見られないが、ときどき家でも「押忍」と挨拶をしたり、鮨屋の大将に「ねえ、下段回し蹴りってどうやって蹴るか教えてあげようか」とレクチャーを始めたりと、それなりに興味はもってくれているようだ。

いまは親子3人とも白帯だが、だれが最初に色帯をもらえるか。息子と私のどちらが先に黒帯になるのか(稽古を見る限り、妻に先を越される心配はない。息子も私もその点は安心している)。息子とそんな話をするとき、やはり付き添いではなく一緒に習い始めてよかったと思う。

帯の色が変わるにつれて、息子はたくましく成長していくことだろう。私も単なる甘い父親を脱して、よき父親になれるよう、共に成長していきたいものだ。

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